赤穂民報

龍野「堀家住宅」で特別公開 赤穂緞通も展示(11月11日)

 たつの市龍野町日飼(ひがい)の国重要文化財「堀家住宅」で同家に伝わる花鳥図屏風が11月12日(土)・13日(日)に特別公開される。屏風を飾る部屋には2種類の赤穂緞通計14枚が敷かれる。

 堀家は江戸時代に地域を代表する豪農として栄え、一橋徳川家領庄屋の役目も任された。約6500平方メートルに及ぶ広大な敷地に1767年(明和4)に完成した主屋をはじめ座敷棟や蔵など計23棟があり、2013年に国重要文化財の指定を受けた。

 特別公開は昨年に続き2度目。同家からたつの市へ寄託された資料の一部を一時的に屋敷に戻して展示する。花鳥図屏風は17世紀後半の長谷川派による作品とみられる。狩野元俊が描いた「孔聖像」、徳川慶喜の墨蹟、同家が明治4年に龍野藩に500両を献上した際に返礼品として拝領した三十六歌仙色紙帖のほか、最新の調査研究成果も展示されている。

 同家の建造物は今後、修復計画の策定に入る予定で、同家12代当主の堀紀弘(としひろ)さんは「特別公開を通して当家住宅に関心をもってもらえればありがたい」と話している。

 特別公開は12日正午〜午後3時、13日午前10時半〜午後3時。観覧無料。Tel0791・75・5450(たつの市教育委員会歴史文化財課)。

(花鳥図屏風などとともに赤穂緞通も展示される堀家住宅の特別公開)

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