赤穂民報

年代別パワリフ世界選で金 片浜町の秋山克己さん(11月19日)

 カナダで開催された世界クラシック&エクイップマスターズパワーリフティング選手権大会(10月9〜15日)の男子60歳代105キロ級で、片浜町の介護福祉士、秋山克己さん(60)=パワーハウス赤穂=が初優勝した。

 記録はスクワット180・0キロ、ベンチプレス167・5キロ、デッドリフト180・0キロのトータル527・5キロ。ベンチプレスで年代別日本新記録をマークし、自己記録をトータルで17・5キロ上積みした。種目別を合わせた金4個と国対抗団体戦の銅2個の合計6つのメダルを獲得した。

 秋山さんは東京出身で、若いころは野球やボクシング、アルペンスキー、ゴルフに打ち込んだスポーツマン。しかし、高校時代の交通事故で頸椎を骨折した影響でウエイトトレーニングをすると身体が悲鳴を上げ、32歳で競技を引退した。その後は仕事が忙しくスポーツから離れていたが、3年前に体力づくりのためにジムへ。不思議なことにバーベルで負荷をかけてもダメージが残らなくなっていたという。

 空白を埋めるように身体を鍛える中、パワーリフティングを知った。今年3月、「よりレベルの高い環境で練習したい」と女子世界王者の福島友佳子さんらすぐれた競技者が多く在籍するパワーハウス赤穂に入会するため、25年間住んだ大阪から赤穂に移り住んだ。日中は障がい者福祉サービス事業所で勤務し、夜に週5日のトレーニングに励む。

 競技を始めて3年。初めて出場した国際大会で金メダルを獲得した快挙に「練習方法を教えてくれた福島さんやみなさんのおかげ。ここからがスタート。まだまだ記録を伸ばしたい」と自信をみせる。

(パワーリフティングの年代別選手権で優勝した秋山克己さん)

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