赤穂民報

市民病院 今年度上半期「公表対象の医療事故なし」(12月10日)

 赤穂市民病院は2日、医療安全対策実施要項の規定に基づき、今年度上半期の医療事故について報道発表。「公表基準に該当する事案はなかった」と発表した。

 同病院は今年3月に要項を改訂。レベル4bと5に該当する重大な医療事故は発生後速やかに公表するほか、その他の医療事故についても「医療上の義務に違反して発生」した事案については半年ごとにホームページに公表するよう規定した。今回が改訂後、最初の公表だった。

 病院が開示した資料によると、今年4月から9月の半年間の医療事故報告件数(一つの症例につき、複数の報告が提出される場合あり)は4件あったが、いずれも「医療上の義務に違反して発生した事案ではない」(医療課)という。過去年度の同時期との比較では前々年度の19件、前年度の18件から減少した。

 また、「医療事故(アクシデント)」よりも患者への影響が軽度な「ヒヤリ・ハット(インシデント)」の報告件数は422件で、前々年度同時期の343件、前年度同時期の364件より増加した。

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