赤穂民報
塩竈神社など日本遺産文化財に説明板(1月22日)
日本遺産「『日本第一』の塩を産したまち 播州赤穂」の構成文化財が多く残る尾崎地区で、塩の神様をまつる塩竈神社など3か所に歴史や由緒を示す説明板が22日設置された。
「塩土老翁神(しおつちのをぢのかみ)」をまつる同神社は、かつて東浜塩田内にあり、1917年(大正6)に現在の場所に移築された。説明板はステンレス製の縦45センチ、横60センチ。スマートフォンでQRコードを読み取れば、市が作成した音声ガイドを聴くことができる。
説明板は、まちづくり団体「尾崎のまちを考える会」(浜野好正会長)が地域の歴史を次世代に伝えようと、市の助成金を活用して2014年度から地元の史跡や名所に整備を進め、これまで10か所に設置。今年度は、塩田への海水導入や塩を運ぶ上荷舟が往来した水路の痕跡「東浜塩田の水尾跡」、赤穂銘菓「塩味饅頭」のルーツとなった「汐見まん志う」が嘉永6年(1853)に売り出された地として赤穂八幡宮前にも取り付けた。
設置作業は会員と市職員のボランティアで行われた。今後も説明板の設置を進め、「大人も子どもも尾崎の歴史に親しんでほしい」と説明板のあるスポットを巡る街歩きルートも検討しているという。
(塩竃神社に設置された説明板と「尾崎のまちを考える会」のみなさん)
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