赤穂民報

ろう者も聴者も一緒におしゃべり「手話カフェ」(2月4日)

 手話で話す楽しさを広めようと、御崎のカフェスペースで月1回の「手話カフェ」が今年から始まった。

 手話カフェを始めたのは、伊和都比売神社のそばで土日祝限定の「AMAカフェ」(御崎2の2)をオープンしている尼崎希代子さん。

 尼崎さんは「赤穂市みんなの和を広げる手話言語条例」の施行を受けて市が開いた手話の入門基礎講座を受講。手話サークル「ハンドフレンズ」で手話奉仕員ボランティアとして活動を続け、2021年に全国手話検定準1級に合格した。姫路や太子にある手話カフェで聾者と聴者が手話でコミュニケーションを楽しんでいる様子を見て、「赤穂にもこういう場があればいいのに」と思い立った。

 初回の先月14日にはハンドフレンズの仲間や尼崎さんとSNSなどでつながりのある人たちが来店し、手話でおしゃべりを楽しんだ。手話をほとんど知らない記者には、周囲の人たちがゆっくりと手や指を動かして基本的な手話を教えてくれた。卓上にはホワイトボードがあり、筆談も併用できる。

 尼崎さんは「手話は言語です。少しでも覚えれば世界が広がるし、表現力が豊かになる。老後に耳が遠くなったときも便利と思う」と手話を覚えるメリットを話す。「手話で思いっきり話したい人、覚えた手話を試してみたい人、手話を体験してみたい人、いろんな方が集まる場になるように、気長に続けていきたい」。

 次回の手話カフェは2月11日(土)午前9時〜午後4時。参加料500円+ドリンク代。3月以降の日程はフェイスブック(https://www.facebook.com/kiyoko.amasaki.1)で順次告知する。

(聾者も聴者も手話でおしゃべりを楽しむ「手話カフェ」)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer