赤穂民報

相生有年道路の整備完了「令和10年代前半を念頭」(3月16日)

 4車線化へ向けた現道拡幅とバイパス整備が進む国道2号「相生有年道路」(延長8・6キロ)の整備完了時期について、国土交通省近畿地方整備局姫路河川国道事務所は15日、「令和10年代前半の完了を念頭に置いている」と目標を示した。

 相生有年道路は慢性的な渋滞や騒音問題を解消しようと、1985年度に事業化され、これまでに相生側の3・7キロ区間が開通。今後は残る4・9キロの区間で工事が進められる。

 東有年の有年公民館で行われた事業説明会で、参加者から今後の工事の進め方や整備完了の見込みなどについて質問があり、同事務所は「基本的には東側から工事を進めていく。我々の気持ちとしては令和10年代前半の完了を念頭に置いている。具体的な目途が立った時点で対外的に公表する」と答えた。

 事業説明会は、土地収用法に基づく事業認定申請の準備手続きとして開かれ、地域住民など9人が参加した。事業認定申請を計画しているのは相生市若狭野町若狭野字下河原から赤穂市有年横尾字畑までの約1・2キロ。現道の北側に新たにバイパスを整備する区間で、今年2月末までに同区間の整備に必要な用地の約95%を取得済みだが、約1900平方メートルが未取得という。

 同事務所は未取得の用地について「建物が建っている土地はない」とし、「引き続き話し合いの中で協力を求めていく」と強制収用ではなく、あくまでも任意取得に努める姿勢を強調した。

(相生有年道路の完成イメージ(事業説明会配布資料から引用))

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