赤穂民報

市史史料集第9集刊行『明治二十五年赤穂郡洪水史』(3月25日)

 赤穂市は『赤穂市史史料集』の第9集『明治二十五年 赤穂郡洪水史』をこのほど刊行した。

 『赤穂市史』などによると、明治25年(1892)7月23日、台風による大雨で千種川が決壊。南野中村、尾崎村などで大きな被害を出し、赤穂郡内の記録に残る自然災害では過去最多の死者数となる89人が亡くなった。この水害を契機に「亀の甲」と呼ばれた井堰が撤去され、現在の流路となった。

 史料集では、この大水害の2年後に兵庫県赤穂郡役所が発行した『明治二十五年赤穂郡洪水史』の全文を収録。被災状況や行政の対応、水害後の復興について知ることができる。また、江戸時代から明治時代に至る赤穂地域の自然災害に関する史料を諸記録から抄出して年代順に配列・収録した。

 A5判280ページで1部700円。問い合わせは市教育委員会文化財課市史編さん担当TEL43・6848。

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