赤穂民報

災害時に飲み物など無料提供 備蓄自販機(3月29日)

 赤穂市の指定避難所の一つ、南野中の赤穂すこやかセンターに災害時に飲み物や非常食を無料で被災者に提供する自動販売機が28日に設置された。

 2020年に市と包括連携協定を結んだアース製薬(川端克宜社長)が地域防災力強化を目的に設置した。ポカリスエットや経口補水液など飲料490本、カロリーメイトやソイジョイなど健康食品100個をストックでき、普段は有料で販売。災害時には必要に応じて施設管理者が鍵を開け、品物を取り出せる。販売機横のロッカーには洗口液やマスク、簡易トイレなど衛生用品を備蓄。いずれも使用期限切れによるロスを生じないように自販機管理会社が在庫管理する。

 加里屋中洲の赤穂市民会館にも設置され、「全国で災害が激甚化、多様化している中、災害時に役立つと期待している」(牟礼正稔市長)として他の指定避難所や不特定多数が集まる場所に追加できないか同社と協議する。同社は赤穂市と同様の協定を結ぶ全国16自治体にも設置を提案しているといい、安原浩一上席執行役員は「地域の安全安心に貢献していきたい」と語った。

(アース製薬が赤穂市との包括連携協定に基づき設置した防災備蓄自動販売機)

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