赤穂民報

5年ぶり「女人義士行列」華やかに(4月9日)

 赤穂大石神社主催の「春の義士祭」が9日にあり、討ち入り装束の女性たちによる「女人義士行列」が城下町を華やかにパレードした。

 毎年12月に行われる「赤穂義士祭」の義士行列は出演者が男性に限られ、「女性にも参加できる機会を」と2004年から始まった女人義士行列。特産の塩を城に献上する様子を再現した「御塩道中」や傘踊りなどとともに同神社からお城通りまで約1キロを行進した。

 大石主税役で参加した東京都杉並区の東結菜さん(19)は日本史を専攻する大学2年生で、元禄赤穂事件をテーマに研究に取り組んでいるという。小学生のときにテレビ番組で忠臣蔵に興味を持ったのをきっかけで、「義士を誇りに思う地元のみなさんの気持ちを感じました」と祭りに参加した感想を話した。

 春の義士祭は、ここ4年は雨天やコロナ禍で神事のみで、パレードが繰り出したのは5年ぶり。飯尾義明宮司は「待ちに待った行事を催行できてよかった。来年以降もっとにぎやかなお祭りにしていきたい」と久しぶりの開催を喜んだ。

(好天の下、5年ぶりに開催された「春の義士祭」=同神社提供)

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