赤穂民報

千鳥の水路に生コン不法投棄か(4月21日)

 中広の千鳥地区で16日、市道の路肩にセメントを流したような跡が見つかった。路肩下の水路ではコンクリートが堆積して固化。生コンクリートが不法投棄された可能性もあり、赤穂署が捜査している。

 水路は三面コンクリート張りで幅約1・5メートル。かつて千鳥ヶ浜開拓農業協同組合が千種川から農地へ水を引くために使用し、現在は農業用水路の役目を終えて雨水の排水路となっている。16日午前、組合と地元自治会が合同で水路の除草作業中、黒い防草シートが張られた下り法面に長さ約3メートル、幅数十センチ〜約1メートルにわたってセメントが流れたような跡があり、その先の水路にコンクリートの固まりが見つかった。

 自治会員の話では、昨年11月の除草作業の際には異常はなく、固化したコンクリートの表面に汚れがないことから、「ここ数日の間に捨てられたのではないか」との推測もある。

 「大変な迷惑。排水の支障になるおそれがあるので撤去しないといけない。二度とこんなことは止めてほしい」と水路を管理する同組合の溝口将組合長。警察は「現場の状況から故意に投入された可能性が高い」とみて廃棄物処理法違反事件として捜査する方針で、犯人につながる情報を求めている。TEL43・0110。

(生コンクリートが不法投棄されたとみられる水路)

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