赤穂民報

絵マップコン 昨年で終了 20年で1327作品(5月13日)

 小学生以下対象の手作り絵地図作品公募展「あこう絵マップコンクール」が昨年の第20回をもって終了することが決まった。実行委員会は今年度の作品募集を行わず、感謝イベントの開催と記念誌の発行を計画している。

 同コンクールは作品づくりを通してわがまちへの愛着を深めてもらおうと2003年に「西播磨地域づくり女性会議」が創設。第2回以降は市民有志の実行委が引き継いだ。応募者が審査委員の前で自ら作品について説明し、公開の場で審査するスタイル。毎年、上位作品を全国児童生徒地図優秀作品展に送り出し、文部科学大臣賞1回、審査員特別賞3回の実績を残した。

 コンクール自体も国土交通大臣表彰、国土地理院感謝状、県知事賞などを受賞。コロナ禍もオンラインで公開審査を開いて開催を継続し、昨年で節目の20回を迎えたが、実行委によると、「実行委員の世代交代ができず、これ以上、コンクールを実施することが困難になった」という。

 実行委の集計では20年間の総応募点数は1327点。初回から運営を担ってきた実行委員会事務局の江端益子さん=尾崎=は「コンクールの活動により、赤穂の好きな子どもたちや赤穂の将来を担う人材育成ができたとすれば嬉しい」と振り返り、「赤穂の宝物を模造紙いっぱいに表現してくれた作品、一生懸命に発表する子どもたちの顔が目に浮かび、コンクールの終了について、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と思いを表した。

 過去の作品は「あこう絵マップコンクール」のホームページ(http://kakioko.sakura.ne.jp/top.html)で閲覧できる。

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer