赤穂民報

往年の海外スターたち 元カメラマンが写真展(5月7日)

 ジャクリーヌ・フランソワ、ジルベール・ベコーなど往年の海外スターがステージで歌う姿を撮影した写真展「愛をテーマに歌い続けて…シャンソンを中心に我が青春のミュージシャン達」が坂越のギャラリー喫茶「高瀬舟」で5月8日(月)から始まる。

 撮影者の地谷晃さん(77)=中広=は赤穂中を卒業して大日本紡績(現ユニチカ)坂越工場に就職したが、報道写真家になりたいと21歳で退社。大阪の専門学校へ入り、写真の基本を学んだ。夢は叶わなかったが、フリーカメラマンとして学校の記念写真や企業のカタログ画像を撮影する仕事を続けるかたわら、コンサートで来日した一流人気歌手の撮影を数多く手がけた。

 今展では「シャンソンの神様」と呼ばれたシャルル・アズナブール、「アイドルを探せ」などのヒット曲があるシルヴィ・ヴァルタンなど14人のポートレートを手札サイズから大型パネルまで計20点展示。いずれも1960〜70年代に日本で行われたコンサートで地谷さんがニコン製一眼レフで撮影し、フィルム現像から印画紙への焼き付けまで自身の手で行った生写真で、ややセピア色になった画面の色合いが時間の経過を感じさせる。3年半前に赤穂に帰郷した際にネガは処分しており、まさに秘蔵の作品といえる。

 「目にピントを合わせることと、人物の一瞬の動き」に集中して撮影したという地谷さん。「皆ステージに立つと実際よりも大きく見えた」と、それぞれのスターが放ったカリスマ性を振り返る。過去に個展を開いたことはなく、「どの作品も私の青春そのもの。当時を知る世代の方に懐かしんでもらえれば」と話している。

 6月1日(木)まで午前10時〜午後4時(金土日休み)。展示写真は一部を除いてチャリティ販売(500円〜)し、収益をウクライナ支援募金に寄付する。Tel48・7122。

(往年のスター歌手のコンサート写真展と地谷晃さん)

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