赤穂民報

新学校給食センター 選定事業者が決定(5月17日)

 赤穂市は、2025年9月の供用開始を目指して新築移転を計画している新学校給食センターの設計と建設などを担う選定事業者を、阿比野建設(姫路市)を代表企業とするグループに決定したと16日明らかにした。

 公表された資料によると、選定事業者に決まったのは▽阿比野建設(建設)▽浦野設計関西支社神戸事務所(設計、工事監理)▽森崎組(建設JV)▽中西製作所神戸営業所(調理機器)の4社グループ。市幹部と有識者の選定委員会(委員長=加藤明・関西福祉大学学長)による審査で100点満点中88・45点で、公募型プロポーザル方式に応募した4つのグループ(1グループは2次審査前に辞退)の中で最も高い評価点を得た。次点は85・65点だった。

 提案では、浜市の建設用地約7500平方メートルに1日最大4600食を調理できる鉄骨造2階建ての学校給食センターを建設する。災害時に炊き出しエリアとして活用できる屋根付きの車庫や備蓄倉庫、太陽光発電パネルを設置するほか、一斉更新する配送車6台のうち1台に電気自動車を導入。非常用発電設備、1日当たり115立方メートルを処理できる排水処理施設などを整備するとしている。

 詳細な提案内容、価格は6月議会に上程される契約締結議案で明らかにされる見通し。議会の議決を経て本契約を結ぶ。今年度中に設計を終え、24年度に着工。新センター稼働後、26年2月までに現センターの解体撤去を完了するスケジュールという。

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