赤穂民報

「サイト利用料未納」20代会社員が623万円詐欺被害(7月7日)

 赤穂署は7月7日、赤穂市内の20代会社員男性が架空請求詐欺で総額約623万円の被害に遭ったと発表した。

 同署によると、男性は今年5月9日、携帯電話に「サイバーセキュリティセンター」の職員を名乗る男などから「サイト利用料の未納がある」「このままでは裁判になる」などと言われ、相手に指示されるまま同市内のコンビニで30万円分の電子マネーカードを購入。カード番号を男に伝えた。

 その後も「携帯電話から情報が流出して損害が出ている」などと言われ、6月6日までの間に電子マネーを7回計158万円分だまし取られたほか、相手が指定した金融機関口座や住所に現金計約435万円を送金したという。

 同署によると、男性は金を工面するために消費者金融を利用。返済督促状を見た家族が男性に事情を聞き、被害が発覚したという。

 警察は「『サイトの利用料の未納がある』などと言って電子マネーカードの番号を伝えるよう要求してきたり、現金の送付や振り込みを要求するのは絶対に詐欺なので警察に相談して」と呼び掛けている。

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