赤穂民報

空手女子団体組手でインターハイへ 高野の三村天翔さん(7月14日)

 空手道の兵庫県高校総体(6月9〜11日、神戸常盤アリーナ)の女子団体組手で高野の三村天翔(てんか)さん(18)が主将の神戸龍谷が初優勝。インターハイ(7月26〜29日、北海道)への出場を決めた。

 神戸龍谷は難関とみられた準決勝の兵庫工戦を3ー1で勝利し、決勝は昨秋の県新人で代表戦の末に敗れた神港学園と対戦した。三村さんは1勝1分けで迎えた中堅戦で5ー3で白星。創部以来初のインターハイ団体出場をたぐり寄せた。

 高1の夏、試合中に左肩を脱臼して手術を受けた。約8か月間本格的な稽古ができず、昨夏の総体は力を発揮できず終わった。新チームになって主将としてチームをまとめる役割を担いつつ、今年2月以降は学校での稽古を終えて帰宅すると自宅の廊下で突きの練習を毎日続けた。

 団体戦前日にあった個人戦は準決勝で敗れたが、「団体で北海道へ行こう」との監督の言葉で気持ちを切り替えた。団体戦決勝では磨いてきた突きでポイントを挙げ、監督から「かっこよかったぞ」とほめられた。

 三村さんが5歳のときから指導してきた拳義館の入潮定夫師範(81)は「まじめで練習を休まない。子どもの頃から突きの鋭さが目立っていた。インターハイでも攻めて勝つ空手で力を出し切ってほしい」と期待を寄せる。三村さんは「今まで以上にチーム一つにまとまって、まずは一勝を」と勝利を目指す。

(空手道女子団体組手でインターハイ出場を決めた神戸龍谷の三村天翔主将)

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