赤穂民報

元木型職人が作る「世界に一つ」の置き時計(8月5日)

 赤穂市内の山林で間伐した木を材料に置き時計を工作するワークショップが8月13日(日)、加里屋中洲の赤穂市民会館で開かれる。

 「子どもたちに、ものづくりの楽しさや木のぬくもりを感じる機会を」と元木型職人の大西孝樹さん(74)=高野=が企画。参加者を募集している。

 大西さんは元石川島播磨重工業社員でエンジン部品の鋳型の基になる木型をつくる仕事をしていた。7、8年ほど前、自宅裏山の雑木林を手入れしたとき、伐採した木の断面に会社員時代には気付かなかった年輪の美しさを感じ、輪切りにした幹を文字盤にして置き時計を作るようになった。

 素材にするのはクヌギ、ヤマザクラ、カシなど。形だけでなく、種類によって樹皮の質感が異なり、年輪が見せる表情に2つと同じものはない。大西さんは「まさに世界に一つだけの時計。今を刻む時計の針と、歳月を経た証である年輪の組み合わせに味わいがある」と話す。

 ワークショップは参加料1000円。午前(9時〜正午)と午後(1時〜4時)の2部制で、いずれも小学生以上を対象に12人ずつ募集する。TEL090・4566・7183。

(間伐材で置き時計を工作するワークショップを開く元木型職人の大西孝樹さん)

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