赤穂民報

「働きたい会社見つかった」高2生ら工場見学(8月19日)

 高校2年生を対象にした「新発見!赤穂の工場見学バスツアー」が18日にあり、卒業後の進路に就職を考えている生徒たち15人が参加。黒崎播磨、住友大阪セメントなど市内の4社を巡った。

 就職先の選択肢として市内企業に関心をもってもらおうと、赤穂経営者協会と赤穂商工会議所、赤穂市が初めて企画。同協会に加盟する製造業を対象に見学受け入れ先を募集した。一行は集合場所の市役所からバスで出発し、1社につき約1時間半ずつ訪問した。

 鷏和のロザイ工業では会社概要の説明後、安全用ヘルメットを着用して工場棟へ。耐火レンガを焼成する長さ92メートルのトンネルキルンや省力化で導入されているロボットアームなどを見学した。加里屋のハヤシアグロサイエンスでは入社年代の異なる社員に工場長がインタビューする形式で自社の特長をアピールし、参加者から好評だったという。

 地元企業への就職を志望しているという赤穂高校2年の桶口雅行君(16)は「どの会社も将来ビジョンがしっかりしていたのが印象的。ウェブではわからない現場の雰囲気を感じることができ、ここで働きたいという会社が見つかった」。

 見学ツアーは8月23日に2回目が予定されており、ジオマテック、アース製薬、キヤノンメディカルシステムズ、三菱電機の4社を巡る。市商工課の宍戸崇起課長は「高校生のみなさんが赤穂市内の魅力ある企業を知る機会となり、企業の人材採用につながれば」と成果を期待した。

 * * *

 記事で参加人数を13人としていましたが、正しくは「15人」でした。訂正しました。(2023年8月21日10時45分)

(「新発見!赤穂の工場見学バスツアー」で工場内を見学する参加者たち)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer