赤穂民報

封筒すり替えて銀行カード詐取 中身はトランプ(8月19日)

 赤穂署は8月19日、赤穂市内の70代無職女性が「警察官」を名乗る男にキャッシュカード6枚と通帳1通をだまし取られる特殊詐欺被害があったと発表した。

 同署によると、18日正午ごろ、被害女性方に警察官を名乗る男から「犯罪グループが持つ名簿にあなたの名前が入っており、あなた名義の通帳を利用してお金を引き出していることがわかった」などと嘘の電話があった。女性は、約2時間後に自宅を訪ねてきた男から封筒を渡され、キャッシュカードと通帳、それらの暗証番号を書いたメモを封入。「使えなくするため」として封かんの割印を押すように求められたという。

 同日夜、女性から話を聞いた長男が「それは詐欺」と指摘。封筒を開封したところ、中に入っていたのはトランプで、警察に被害を届け出た。口座預金の被害有無については確認中という。

 警察によると、今回の犯行は「カードすり替え詐欺盗」と呼ばれる。カードと暗証番号を書いたメモを持参した封筒に入れさせ、封をして保管するよう指示し、印鑑などを取りに行かせた間に、あらかじめ用意していた封筒とすり替える手口。同署によれば、18日には赤穂市内の別の高齢者宅からも同様の電話があったとの通報が1件あったといい、「電話で警察官を名乗り、キャッシュカード等を渡すよう指示するのは絶対に詐欺なので警察に相談して」と注意を呼び掛けている。

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