赤穂民報

景気動向調査 回復足踏み 物価高騰へ順応進む(9月4日)

 赤穂商工会議所が四半期ごとに実施する景気動向調査の2023年4〜6月期の結果がまとまり、「売上DI」は5期ぶりに下降。業況DI、収益DIもわずかに悪化し、景気回復は足踏みとなった。

 売上DIは、売上が「増加」した事業所から「減少」した事業所を差し引いた指標。今期は▲8・7で、▲4・7だった前期から4・0ポイント下降した。

 とはいえ、前回調査時の来期見通し(▲15・1)よりも良好な結果。今回調査の来期見通しは▲3・3まで回復するとの数値になっており、引き続き景気回復が進むと予測する事業所が多いことを示している。また、2022年1〜3月期から5期続けてマイナス100を下回っていた仕入単価DI(数値が低いほど仕入単価が高いと感じる事業者が多い)は▲82・6で6期ぶりにマイナス2桁まで改善し、物価高騰への対応が進みつつあるとうかがえる。

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