赤穂民報

山陽道事故火災 赤穂市消防から50人出動 消火と救助(9月6日)

 9月5日午前1時ごろに山陽自動車道西行き車線の「尼子山トンネル」(延長592メートル)で発生した車両火災と追突事故には赤穂市消防本部からも6日までに車両13台、隊員50人が出動した。

 同本部によると、火災と事故にまきこまれた車両台数は「30台以上」に上るといい、うち少なくとも20台が炎上。5日午後8時過ぎに火勢は弱まったものの鎮火には至っておらず、6日午後2時時点でも消火活動が続いている。

 「前の車が燃えている」と119番通報が赤穂市消防本部に入ったのは5日午前1時13分。ポンプ車などが出動した。追突事故も起きているとの情報が入り、1時52分に救急車と救助工作車が追加出動した。負傷者は計8人で、うち4人を同本部の救急車が赤穂市内と姫路市内の医療機関に搬送した。

 尼子山トンネルは赤穂市と相生市にまたがり、同本部によると、市境の手前あたりで大型トラックから出火。トンネル内に充満した煙で視界不良となる中、追い越し車線を走行して大型トラックを追い越していった車両が赤穂市側のトンネル内で追突事故を起こしたという。トンネル内は照明が消え、消火活動が難航。「消火栓も使用できる状態ではない」といい、同本部の水槽付き消防ポンプ車で消火に必要な水を供給しているという。

 この事故で、山陽道は播磨ジャンクション〜赤穂インター間が上下線とも通行止めが続いている。西日本高速道路の6日正午の発表では「複数台の車両焼損、トンネル構造物の損傷が確認されており、復旧には相当の期間を要する見込み」としている。

(山陽道尼子山トンネルで炎上する車両=兵庫県警提供)

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