赤穂民報

消防団活動継続した学生を認証 赤穂市が10月から制度(9月27日)

 学生の力を地域防災に役立てようと、赤穂市は消防団員として活動した学生に就職活動などで活用できる証明書を交付する「学生消防団活動認証制度」を10月から導入する。

 消防団員の不足が全国的に課題になっている中、消防庁が各自治体に導入を推奨している制度。学生にとっては、消防団員として地域に貢献してきた実績をアピールでき、企業にとっても団体行動や規律、災害対応能力を身につけた人材を確保しやすくなるメリットがあるとされる。市によると、西播磨では姫路市に次いで2自治体目という。

 在学中に赤穂市消防団で1年以上継続的に活動するなどした18歳以上(卒業後3年以内)を対象に消防団長の推薦を受けて功績を審査。活動が真摯かつ継続的であると認められれば、赤穂市長から「認証状」と企業提出用の証明書が交付される。

 市消防本部によると、今年度に関西福祉大学3年生の女性2人が入団。団本部付きの「消防団女性部」の一員として救命講習の補助や高齢者宅の火災予防訪問活動などに従事しているという。本人が希望すれば市内各地区に設置されている分団で活動することも可能で、「認証制度をPRして、一人でも多くの入団につなげたい」と話している。

 入団に関する問い合わせは市消防本部TEL43・6881(消防団担当)。

(学生消防団活動認証制度の手続きの流れ=総務省消防庁ホームページより)

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