赤穂民報

『遠くへ行きたい』柔道家の杉本美香さん来穂(10月3日)

 世界選手権金メダリストの柔道家、杉本美香さん(39)が旅番組『遠くへ行きたい』の収録で来穂。加里屋の青少年武道館を訪れ、赤穂柔道スポーツ少年団の子どもたちと交流した。

 杉本さんは2010年に東京で行われた世界選手権の女子78キロ超級と無差別級で2冠。2年後のロンドン五輪では銀メダルを獲得するなど日本の重量級エースとして数々の実績を残した。現役引退後は全国各地で子どもたちを教えるなど柔道の振興に努めている。

 杉本さんは高校1年のときに、現在赤穂柔道スポーツ少年団を指導する加里屋の山本有佐子(あさこ)さん=当時近畿大1年=と対戦したことがあり、この日は約20年ぶりに再会。柔道着に着替えて山本さんの教え子たちに胸を貸し、組手の要点を中心に技術を教えた。

 現役時代、自分よりも身体の大きな海外の強豪に打ち勝つために間合いや組手を研究したという杉本さんは「みんなも自己流の得意技を身につけて」と励ました。胸を借りた団員たちは「杉本さんは押しても引いても動かなかった」と重心の重さに驚き、清水町の麦踏琉楓(るか)君(10)=尾崎小5年=は「教えてもらったことを練習して、試合で一本勝ちしたい」と上達に意欲を見せた。

 番組では、杉本さんが「日本一のおにぎり」をつくろうと御崎や坂越で食材集め。完成したおにぎりを少年団の子どもたちに振る舞う。番組は10月8日(日)午前7時から読売テレビで放送される。

(収録を終え、子どもたちとの記念写真で笑顔を見せる杉本美香さん)

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