赤穂民報
頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」(10月15日)
尾崎の赤穂八幡宮で15日、例祭「神幸式」があり、頭人行列(市無形民俗文化財)や獅子舞(県無形民俗文化財)などに大勢の見物客が集まった。
最も古い記録では、赤穂城が完成した寛文元年(1661)に行われた伝統祭礼。着飾った稚児を肩車して歩く頭人行列は先導の長刀持ちがわざと後ずさりして歩みを遅らせ、白塗りの男衆らとともに笑いを誘った。獅子舞は天狗面を着けた鼻高と獅子が勇壮な舞を披露。祭神を乗せた3基の神輿が大鳥居前に揃うと大きな拍手が送られた。
コロナ禍で中断していた子ども屋台も4年ぶりに繰り出し、地域の小学6年生を中心に約20人が屋台をひいた。屋台に乗って太鼓を叩く役を務めた弓張颯太君(12)=さつき町=は「祭りはみんなで楽しめるから大好き。大きくなったら獅子舞で鼻高をしたい」と声を弾ませた。
(長刀持ちや男衆らが見物客を楽しませた頭人行列)
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