赤穂民報

まち歩き楽しみながら歴史クイズに挑戦(11月29日)

 地域の名所・旧跡を巡り、各スポットにまつわるクイズに挑戦するウオークラリーが25日、尾崎地区であり、尾崎小学校の全校児童約350人が参加。全問正解を目指して元気にまちを歩いた。

 地元まちづくり団体「尾崎のまちを考える会」(浜野好正会長)が小学校、PTAと2018年から開くイベント。コロナ禍の中止と縮小をはさみ、完全な形での開催は4年ぶり。4年生以下は初めての参加となった。

 子どもたちは学年混合の30班に分かれて町中へ。大石内蔵助が赤穂城明け渡し後に仮住まいした「おせど」、かつて製塩業が盛んだった名残を示し、日本遺産の構成文化財でもある塩竈神社など12か所に設けられたラリーポイントを順々に回り、スタッフが出題する問題にチャレンジした。正解するともらえるキャラクターシールを受け取ると、班全員で喜んだ。

 「三本松」は室町時代に戦乱を逃れた赤松家の武将が尾崎姓に名を改めて隠れ住んだとされる場所。尾崎村の由来にもなったと言い伝えられる。迷路のような路地を入り込んだ奥にあり、ラリーに初めて参加した4年生の阿部渉空(わく)君(10)は「今まで来たことがなかったので、こんなところにあってびっくりした」。浜野会長は「地域の歴史を知ることで、地域への愛着が生まれる。きょうのコースを、ぜひ親子でも回ってみてほしい」と話した。

(歴史クイズに挑みながら、まち歩きを楽しんだ「尾崎名所ウォークラリー2023」)

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