赤穂民報
「瓦がずれてますよ」は真っ赤な嘘 悪質業者に注意(1月10日)
「瓦がずれてますよ」などと不安をあおって強引に屋根に上がり、大した工事もせずに修理代を請求する悪質業者が赤穂市内に出没しているとの情報が読者から寄せられた。
寄せられた情報をまとめると、県外ナンバーの車に乗った作業着姿の男が突然来訪し、「近所で屋根の工事をしていたら、お宅の屋根瓦がずれているのが見えた。このままだと雨漏りする」などと修理を持ちかけてくるという。きっぱり断れば帰っていくが、そうでなければはしごを掛けて屋根に上がり、「修理費」として代金を請求してくるという。
こうした手口は「屋根工事の点検商法」と呼ばれ、独立行政法人国民生活センターのまとめでは、全国でトラブルが多発。2022年度には2885件の相談があり、5年前に比べて約3倍に増えたという。
赤穂民報では、実際にトラブルを起こした業者の名刺や契約書に書かれている住所を訪ねたが、いずれも会社が実在していたことはなく、「近所で屋根の工事をしていた」という話も嘘だった。中にはホームページやSNSを持ち、あたかも実在するまともな会社であるかのように見せかけてはいるが、電話をかけてもまったくつながらないというケースもある。
情報提供者の一人は「能登の地震があった後なので、『瓦がずれている』と言われて真に受けてしまう人もいるのでは。高齢者のお宅を狙って訪問しているようにも感じるので、だまされないように気をつけてほしい」と話す。
不審な訪問を受けた場合は、はっきりと断り、それでもしつこく勧誘してくる場合は警察に通報すればよい。
()
カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ
読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり
取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針
赤穂民報社