赤穂民報

折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展(1月15日)

 一枚の紙から複数連なる鶴を折った「連鶴」の作品展が坂越のギャラリー喫茶「さこし高瀬舟」で開かれている。

 加古川市や太子町など計5か所で連鶴の折り方教室を開く姫路市白鳥台の中岡文子さん(76)の作品展。坂越教室の生徒の作品と合わせて計21点を展示している。

 中岡さんの作品は図面を基に友禅和紙に切り込みを入れ、指先と竹串を使って折り上げる。折鶴同士は翼やくちばし、尾でつながっており、ちぎれずに完成させるには辛抱強い根気が必要。出来上がるまで半年以上かかる場合もあるという。

 300羽を超える折鶴が連なった大作をはじめ、折鶴をコチョウランの花弁に見立てた作品や鶴と亀を組み合わせた色紙などが目を引く。坂越教室で4年間習っている穐本千津子さん(73)は「苦労した分、折り上がったときの喜びが大きいです。一羽一羽心を込めて折った作品を見ていただければ」。

 2月1日(木)まで午前10時〜午後4時(金土日休み)。Tel48・7122。

(色とりどりの友禅和紙を折り上げた連鶴の作品展を開いている中岡文子さん=前列右=と生徒のみなさん)

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