赤穂民報

能登地震被災地へ緊急消防援助隊(1月15日)

 能登半島地震を受け、赤穂市消防本部は15日、緊急消防援助隊として隊員5人を石川県へ派遣。輪島市内で被災者の救急・救助活動などに取り組む。

 消防庁によると、同地震の被災地では発災翌日から福井、岐阜、愛知などの緊急消防援助隊が活動を開始。被害の全容が明らかになるにつれ、援助隊の派遣規模が拡充されている。このほど兵庫県にも同庁長官の指示があり、県内24本部計182人を「兵庫県大隊」の第1次隊として編成。赤穂市からも加わった。

 15日朝に加里屋の市消防本部で発隊式があり、牟礼正稔市長は「未だに安否不明や不自由な思いをされている方がおられる。厳しい寒さと天候の悪い中なので十分に健康と安全に留意して任務にあたってほしい」と訓示した。

 5人は消防車と3トントラックの車両2台で出発。地震による道路の損壊の影響で到着まで時間を要すると予測され、実際の活動は17日からになる見込み。先行して活動している新潟県隊と交替し、大規模な火災もあった輪島市内で安否不明者の捜索や後方支援などに19日まで従事し、第2次隊に引き継いで20日に帰還する予定。同消防本部によると、現時点で第4次隊まで派遣する計画で準備を進めるという。

 隊長を務める横山裕司・消防司令補(52)は「被災された方に寄り添い、丁寧な活動で少しでも役に立てるように」と心構えを話した。 

 また、赤穂市は兵庫県の要請を受け、17日から22日まで職員2人を石川県珠洲市に派遣し、避難所運営のサポートにあたる予定だ。

(能登半島地震被災地へ派遣される緊急消防援助隊の発隊式)

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