赤穂民報

料金所の強盗想定、山陽道で防犯訓練(1月24日)

 西日本高速道路関西支社姫路高速道路事務所は23日、塩屋の山陽自動車道赤穂料金所で強盗事件を想定した防犯訓練を実施。料金所の職員ら約30人が警察への通報など初動対応を訓練した。

 職員2人が料金所の自動収受機から回収した現金を事務室へ運ぶ途中、ナイフを持った男に脅されてかばんを奪い取られる、との想定。赤穂警察署の署員が目出し帽をかぶって犯人役に扮した。被害に遭った職員らは事務所に駆け込んで事件発生を知らせ、逃走車両に向けてカラーボールを投げつけた。別の職員たちは非常通報ボタンを押して110番通報し、犯人が逃げた方向を監視カメラで追跡。駆けつけた捜査員に男の人相や服装などを伝えた。

 同社によると、赤穂料金所を通行する車両一日平均約5500台の約5%はETCゲートではなく一般ゲートを利用。国内で高速道路の料金所が狙われた強盗事件は2017年7月を最後に発生していないものの、「現金を取り扱う以上、犯罪のリスクはゼロではない」として毎年度、近隣の料金所持ち回りで防犯訓練を行っているという。

 赤穂料金所の大道聡彦所長(64)は「各自が役割を果たせるよう日頃から意識したい」と気持ちを引き締めた。

(山陽道赤穂料金所で行われた防犯訓練)

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