赤穂民報

「産廃処分場建設反対」住民団体がアピール行進(2月21日)

 全国名水百選の千種川をはじめ地元の豊かな自然を未来へ残そうと保全に取り組む住民団体「西はりまの自然をまもる会」(小河尚子会長)は18日、千種川水系・梨ヶ原川の源流部の産業廃棄物最終処分場建設計画に反対の意思を表明するデモ行進を有年地区で実施した。

 同会は2013年に「水は命・故郷を守る会」として発足。広報紙「チスジノリ」の発行や有識者を招いての講演会、千種川河川敷のごみを拾い集める清掃活動などで自然と生活環境を保全する重要性を訴えている。

 デモ行進はこれまで上郡町内で実施し、赤穂市内では初めて。「産廃反対アピール行進in有年」と題して会員ら27人が「清流千種川を守ろう!」「ストップ産廃」などと書いたのぼり旗を持ち、有年公民館から東有年交差点を往復する約2キロを行進した。

 小河会長は伴走車に乗ってマイクでスピーチ。毒性の強いPFAS(有機フッ素化合物)で川が汚染されるリスクなど産廃処分場の危険性を指摘し、「未来の子どもたちに『きれいな川を残してくれてありがたい』と思ってもらえるよう、『恩送り』の精神で行動を」と呼び掛けた。

(「西はりまの自然をまもる会」が赤穂市内で初めて実施した産廃反対アピール行進)

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