赤穂民報

乳児にやけど負わせた疑いで22歳父親逮捕 容疑を否認(3月7日)

 生後約1か月の乳児にやけどを負わせたとして、兵庫県警捜査1課と赤穂署は3月7日、父親の防水工の男(22)=加東市山国=を傷害容疑で逮捕した。同課によると、「私はやっていません」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は2022年8月20日午後1〜2時ごろ、当時住んでいた赤穂市中広の市営住宅で、生後1か月に満たない次女の左前腕部に何らかの高温のものを接触させ、全治12日間のやけどを負わせた疑いがある。

 同課によると、次女は男と母親、姉の4人家族で、犯行があったとされる時間帯は実父である男と2人きりで自宅にいたという。同年9月2日早朝、母親が「(次女が)ぐったりしている」と119番。硬膜下血腫などの脳障害と診断され、姫路こども家庭センターを通じて通報を受けた警察が捜査する中で、やけどを負わせた容疑が固まったという。

 捜査関係者の話では、次女は同センターが保護したものの、寝たきりの状態のまま入院が続いており、警察は脳に障害が生じた経緯についても慎重に捜査している。

 同センターによると、9月2日に病院から通報を受けるまで、次女に関する虐待の情報提供や通報はなかったという。

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