赤穂民報
「日本のナポリ」発信 人気レストラン2階にホテル(3月30日)
御崎の人気イタリアンレストラン「さくらぐみ」が同店2階を改修して1日2組限定の宿泊施設「ホテル カーサ ヴィーコ」を今月15日にオープンした。
客室からは家島諸島や瀬戸内海を一望でき、オーナーシェフの西川明男さん(63)が「日本のナポリ」と呼ぶロケーションが自慢。南イタリアをイメージして家具や内装にもこだわった。
プロデュースしたのは20年ほど前から赤穂で個展を開くなどする沖縄県在住の画家、梅原龍さん(56)。ホテルデザイナーでもある梅原さんは、海側に面した窓から差し込む自然光で光と影のある空間を演出し、自ら設計したベッドや海外から取り寄せたテーブル、ランプなどを配置。壁面にオリジナルの壁画を描き、唯一無二の客室に仕上げた。テラスや浴室にはナポリから輸入した約400年前のアンティークタイルをあしらった。
西川さんは、企業の保養所だった鉄筋コンクリート造2階建ての建物を購入して2000年に加里屋お城通りから伊和都比売神社そばの現在の場所に店舗を移転。神社から店までの小道を「きらきら坂」と名付け、一帯を観光スポットとして再生した仕掛け人でもあり、移転当時から「いずれはレストランにホテルを併設したい」との構想を持っていたという。国の事業再構築補助金を活用して昨年5月から改修に入り、高級感あふれる宿泊施設に生まれ変わらせた。
今後はクラウドファンディングで集めた資金で屋上にサウナを設置する予定。さらにはホテルを拠点に家島諸島と赤穂をつなぐチャーター船プランも計画中という。「観光地としての御崎のポテンシャルをさらに引き出せば、国内だけでなく海外からの観光客も呼び込める」と展望する。
ホテルについての問い合わせは「さくらぐみ」TEL0791・42・3545。
(西川明男オーナー(左)とデザインを手掛けた梅原龍さん)
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