赤穂民報

高取峠に忠臣蔵アート看板 赤穂高校美術部が制作(5月19日)

 元禄赤穂事件の刃傷を国元に知らせる急使が通った史実にちなみ、早かご像のモニュメントがある高野の高取峠に忠臣蔵アート看板が設置され、19日に除幕式があった。

 刃傷事件は元禄14年3月14日、江戸城松の廊下で赤穂藩主・浅野内匠頭が高家の吉良上野介に切りつけたもの。伝令役を乗せて江戸を出発した早かごは高取峠を越えて赤穂に到着。翌年12月14日の大石内蔵助ら四十七士による仇討ちへとつながっていく。

 アート看板は峠頂上のポケットパークに設置され、縦約1・1メートル、横約1・8メートルのステンレス鋼板。歯を食いしばって早かごに乗る急使、夕日が照らす赤穂の海と名残の松、陣太鼓を打つ内蔵助が描かれている。昨年6月に早かご像を32年ぶりにリニューアルした社会奉仕団体「啓昌会」(深口奥広会長)の依頼で赤穂高校美術部の3年生部員が制作した。

 美術部部長の石橋千尋さん(17)は「依頼主の要望を採り入れながら、みんなで意見を出し合ってデザインと構図を決めました。自分たちの作品を公共の場に設置してもらえてありがたい」。同会は「赤穂を訪れた方々に『忠臣蔵のふるさと』を印象づけるアートができた」と完成を喜んだ。

(高取峠のポケットパークに設置された忠臣蔵アート看板)

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