赤穂民報

海浜公園の指定管理者公募へ説明会 14社が参加(6月18日)

 赤穂海浜公園全体の管理運営を来年度から20年間にわたって行う指定管理者の公募へ向けた現地説明会がこのほどあり、応募を検討している企業や団体の関係者らが施設を視察した。

 同公園は1987年に開園した兵庫県立の都市公園。県は公園のさらなる魅力を図るため、施設整備(ハード事業)からイベント(ソフト事業)まで民間のノウハウを積極的に活用する「段階投資型長期指定管理」を導入する方針だ。

 県が公表した指定管理者の募集要項によると、契約期間をこれまでの5年から4倍に延長し、指定管理者が自らの資金と責任で収益事業を行うことを認める。収益事業によって得た純利益の50%が県に納付され、公園の魅力アップ経費に活用する。

 説明会は5月23日にあり、他の公立公園で指定管理の実績を持つ企業やホテル運営会社など14社が参加。園内を約1時間半かけて巡り、各施設の概要について県職員から説明を受けた。参加者の一人は「敷地が広大で、さまざまな可能性がある」と公園の伸びしろに目を向けた。別の参加者は「収益事業でどれだけ魅力ある提案ができるかに力を入れてプランを考えるつもり」と話した。

 県は9月下旬に応募書類を受け付け、10月に書類とプレゼンテーションによる審査を実施。11月には指定管理者候補者を選定して公表する予定で、「公園の魅力を高めてもらえる提案を期待している」(公園緑地課)と話している。

(赤穂海浜公園の指定管理者公募へ向けて行われた現地説明会)

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