赤穂民報

JFE炉材が品川白煉瓦と合併締結(3月30日)

 赤穂市中広に本社がある耐火物製造販売「JFE炉材」は30日、「品川白煉瓦」と合併契約書を締結した。合併期日は10月1日で、新会社の名称は「品川リフラクトリーズ株式会社」となる。
 両社は昨年10月、合併を合意。統合検討委員会を設置し、合併方式や比率などについて協議を進めてきた。調印式は東京都千代田区のJFEスチール本社で行われ、品川の西尾英昭社長(66)とJFE炉材の仲田裕一社長(60)が契約書に署名した。
 発表によると、合併は品川を存続会社とする吸収合併方式で行い、JFE炉材の株式1株に対し、品川の株式30株を割り当てる。資本金は30億円。平成24年度目標として、売上高1200億円、経常利益80億円を見込む。
 合併後は2人代表制をとり、代表取締役社長に現品川の清水芳彦専務(63)が、代表取締役副社長にJFE炉材の仲田社長が就任。現品川の西尾社長は取締役会長になる。
 東京都千代田区の現品川本社を本店所在地とし、中広のJFE炉材本社は「赤穂工場」として存続する。関係者によると、「雇用はそのまま継続される見通し」という。
 合併は6月に開催予定の株主総会で承認される見通し。両社は「総合耐火物メーカーとして世界トップクラスの技術競争力を実現し、さらなる成長、発展を目指したい」としている。
 両社の企業概要は次のとおり。
 ▼品川白煉瓦=明治36年設立、資本金33億円、売上高(平成20年3月)845億6500万円、経常利益48億1000万円、従業員数2667人(連結)、発行済株式数6600万株
 ▼JFE炉材=昭和13年設立、資本金9億4800万円、売上高(平成20年3月)319億3400万円、経常利益11億7100万円、従業員数583人(連結)、発行済株式数94万4000株

(調印後、握手を交わす仲田裕一・JFE炉材社長(右)と西尾英昭・品川白煉瓦社長)

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