赤穂民報

花壇整備の公園で花に囲まれ歌う(11月11日)

 住民らの手で花壇を整備した東有年の「はりま台第2児童遊園東公園」で10日、地域の高齢者を招いた交流行事があり、コスモスやフジバカマ、マリーゴールドなど季節の花が咲く中、昔懐かしい唱歌を歌ってひとときを楽しんだ。

 田園風景が眼下に広がる高台にある同公園は平成の初めごろまでは桜が美しい花見スポットだったが、その後は荒廃。はりま台自治会(望月守代会長)が4年前から再生に着手し、住民らがボランティアで花壇をつくった。持ち寄った花苗を植え付けて少しずつ花壇を増やし、これまでに整備した面積は公園全体約2400平方メートルのほぼ3分の1まで広がった。

 この日の催しは「音を楽しむ会」と題して自治会が主催し、約20人が来場。近くの高齢者福祉施設からも参加した。尾崎の音楽療法士、寺村久美子さん(65)が伴奏する電子ピアノに合わせ、「もみじ」「里の秋」「通りゃんせ」など季節の唱歌やわらべ唄を口ずさんだ。

 近くに住む蟹江悦子さん(84)は「花に囲まれた公園で歌うのは楽しかった。これからも四季折々の草花を楽しみに訪れたいです」とにこやかに話した。

(住民らが整備した花壇に季節の花が咲く公園で行われた交流イベント)

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