赤穂民報

後世残したい自然と風景 写真展「わが千種川」(11月30日)

 「日本名水百選」に数えられるふるさとの川とその流域で撮影した四季折々の風景や自然をテーマにした写真展「わが千種川」が12月1日(日)から大橋町のギャラリー「グラン・ポン・ヌフ」で開かれる。

 ギャラリーのオーナー野村勝美さん(78)の個展。源流から河口まで支流も含めて20年以上にわたって撮りためた作品を展示する。苔むした山肌から湧き出る千種の清水、土手に美しく咲く志文川の桜並木、「市民の夕べ」の夜店が並ぶ中広の河川敷、佐用の「飛龍の滝」の氷瀑など多彩な約80点をA2判またはA3ノビ判で並べる。

 野村さんは赤穂高校音楽部OBでコーラスも趣味。同部顧問だった故赤松秀幸さんが作曲、当時市教育長だった故木山正規さんが作詞して1986年に完成した組曲「わが千種川」を歌ったとき、「母なる川を讃え、後世に大切に残そう」という恩師・赤松さんの強い思いを感じ取り、千種川をモチーフにした作品を意識して撮り始めたという。

 「季節や時間によって本当にさまざまな表情を見せる。いくらでも撮りたい場面がある」と千種川への愛着を語る野村さん。「川は命の源。展示を見た人が、この清流を子々孫々まで守っていこうという気持ちを持ってもらえれば」と話している。

 12月8日(日)まで午前10時~午後5時。入場無料。ギャラリー(大橋町5の2)は大橋交番がある松原町交差点から北に1筋目を西に入ったすぐ(駐車場あり)。TEL43・3619。

(ふるさとの川をテーマにした写真展「わが千種川」を開く野村勝美さん)

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