赤穂民報

世界パワリフ選手権で2年ぶり8度目V 最年長記録更新(12月21日)

 バーベル3種目の合計で競うパワーリフティングの世界選手権(11月11〜16日、アイスランド)で、女子47キロ級の福島友佳子さん(54)=若草町=が2年ぶり8度目の優勝を飾った。男女の全階級を通じて優勝者の最年長記録を更新した。

 福島さんはスクワットで180・0キロを成功して首位に立ち、ベンチプレス120・0キロ、デッドリフト157・5キロのトータル457・5キロで押し切った。
 3連覇が懸かっていた昨年は体調が思わしくなく大会を欠場。その後も万全なコンディションとは言えない状態が続く中、「チャレンジャーのつもりで。今までの経験も活かして、今の自分に出来ることはやった」と、セコンドについた夫の和文さん(58)のサポートも含めた総合力で女王の座を譲らなかった。

 今大会で3位以内に入ったことにより、来年8月にある4年に一度の「ワールドゲームズ」(中国・成都)の出場権を獲得した。前回のワールドゲームズで日本人女性初の金メダルに輝き、連覇へ挑むことになる。

 日頃は所属する「パワーハウス赤穂」で和文さんとともに運動指導員として利用者をコーチしている。「利用者のみなさんの成長が自分にとっての良い刺激になっています」と福島さん。「これからも2人でタッグを組んで、積み上げていきたい」と夫婦二人三脚で前へ進み続ける。

(パワーリフティング世界選手権で最年長優勝記録で金メダルに輝いた福島友佳子さんとセコンドの夫・和文さん)

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