赤穂民報
ブリの切り身に寄生虫 学校給食で喫食中止(1月15日)
赤穂市学校給食センターで15日、「ブリの照り焼き」を調理中、複数の切り身から寄生虫のようなものが見つかり、センターが市内各学校園に喫食中止を連絡した。センターによると、喫食した学校園が一部あったが、「健康被害は確認されていない」という。
センターによると、業者から納入された合計約4300個の冷凍切り身を焼物機で加熱調理中、終盤になって少なくとも30個ほどに寄生虫らしき糸状の異物を発見した。センターが配食する26校園のうち24校園に配送済みだったため、職員らが手分けして配膳と喫食の中止を電話連絡したが、1か所で約170食が配膳された。センターからの連絡を受けた教職員が「ブリの照り焼きは配送しない」という意味に解釈して他の教職員との情報共有を後回しにした間に給食が進んでしまったという。
農林水産省のホームページによると、ブリの寄生虫には食べても問題のない「ブリ糸状虫」のほか、食中毒リスクのある「アニサキス」がある。アニサキスの場合でも一定の時間と温度による冷凍、または十分な加熱で食中毒を予防できる。
センターは「十分に加熱されており、食中毒等の健康被害の恐れはないものと思われる」とし、喫食した学校園に念のため健康観察を呼び掛けた。「今後とも安全安心を最優先に学校給食の提供に努めていく」としている。喫食中止に伴う代替食の提供や返金は行わないという。
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