赤穂民報

ピアノ伴奏で読み聞かせ「防災絵本ライブ」(3月9日)

 幼少期から防災意識を高めるきっかけにしようと、読み聞かせボランティアが東日本大震災を題材にした絵本をピアノ伴奏で子どもたちに読み聞かせる「防災絵本ライブ」の取組を始めた。

 取り組んでいるのは平成町の梶原(かじはら)弘子さん(54)と有年原の沼田貴代さん(59)。「人と防災未来センター」主催の「防災100年えほんプロジェクト」で生まれた防災絵本『たったひとつのおやくそく』を梶原さんが読み、沼田さんがピアノの生演奏でBGMを奏でる。

 物語の主人公は、祖父を津波で亡くした小学3年生の女の子、まりちゃん。お母さんから「大きな地震が来たら、お母さんのことは探さないで山の神社に逃げなさい」と教えられたまりちゃんは下校途中に大地震に見舞われる。そのとき、まりちゃんがとった行動を通して、地震に遭遇したときに取るべき行動を伝えるストーリーだ。作者が東日本大震災の被災地を巡り、制作した作品だという。

 作品の内容に感銘を受けた梶原さんと沼田さんは、絵本のメッセージをより効果的に子どもたちに伝える方法として、音楽に乗せて絵本を読み聞かせる「防災絵本ライブ」を思い立ち、物語の場面ごとに沼田さんがオリジナルのメロディーを作曲した。今年1月、高雄小で開催したところ、子どもたちは2人による情感豊かな読み聞かせに静かに耳を傾けた。

 4年生の松原海來(みらい)さんは「音楽があることで、災害の雰囲気や被災した人の気持ち、地震への備えや避難で大切なことがよく伝わり、心に残りました」「1人のときでも自分の命を守れるように避難したいです」と感想を寄せた。

 「防災は繰り返し学ぶのが大切。子どもたちが繰り返し読む絵本は防災学習に適していると思う」と梶原さん。沼田さんは「お話に寄り添うようにメロディーをつけました。災害時の行動を考えるきっかけにしてほしいです」と願った。

 2人は「これからも依頼があれば学校などを訪問して子どもたちに読み聞かせたい」と話している。問い合わせはインスタグラム(toitoitoi_ohanashi. ongakukai)で受け付けている。

(防災絵本『たったひとつのおやくそく』を読み聞かせる梶原弘子さん=左から3人目=と沼田貴代さん=左端)

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