赤穂民報

コブハクチョウのひな、行方不明に(5月13日)

 赤穂城跡で2年ぶりに生まれたコブハクチョウのひな1羽が誕生からおよそ1週間後に行方不明になった。外敵に襲われたものとみられ、関係者ががっかりしている。
 ひなが生まれたのは復元整備中の二之丸庭園。
 庭園を管理する市都市整備課と事情をよく知る人の話を総合すると、つがいは3月20日ごろに営巣。その後、しばらくして産卵し、母鳥がずっと温めていた。外敵に襲われたのか、当初6個あった卵は4個に減ったものの、うち1個が4月29日ごろ孵化。親鳥の背中に乗るかわいらしいひなの様子が見られた。
 ほぼ毎日ひなを観察していた人によると、5月4日朝に確認できたのを最後に、ひなの姿が見えなくなったという。母鳥は残った卵3個をずっと抱えているが、「孵化への活動が止まった中止卵か、もともと無精卵だった可能性が高く、孵化は難しい」(姫路市立動物園)という。
 赤穂城跡のコブハクチョウは2年前に5つ子が誕生。加西市の県立フラワーセンターなどにもらわれた。昨年は計8個を産卵したが、孵化しなかった。

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