赤穂民報
夜店の盛り上げに学生も一役(6月13日)
赤穂の初夏催事として親しまれている「土曜夜店」の盛り上げに一役買おうと、関西福祉大の学生らが催しの企画運営に関わっている。主催商店街からの「若い人の発想で夜店を盛り上げてほしい」という要望に応えようと、学生らは知恵を絞っている。
中心市街地の活性化を研究テーマとする同大の溝端ゼミは平成18年から2年間、花岳寺通商店街の空き店舗で地元産野菜を販売。昨年は土曜夜店で流しそうめんを運営して好評だった。
「学生さんが手伝ってくれると商店街に活気が出る」と各店も歓迎。「いっそ企画段階から加わって」と声がかかり、ポスター制作とイベントコーナーの企画運営を任された。
主催者からヒアリングした内容を基にゼミ生17人でアイデア会議。ポスター案は各自が考えて持ち寄り、手書き風の親しみやすいデザインにまとめた。イベントは、お手玉や缶ぽっくりなどをその場で作る「昔遊びコーナー」、ペットボトルをボールで倒すボウリングなど幼児から楽しめる手作りゲームを用意。昨年に続いて流しそうめんも行う。
夜店当日もゼミ生全員が交代で持ち場を担当する。昔遊びコーナーなどを受け持つ安野光紀さん(19)は「自分も幼かったころ夜店にワクワクした。今度は子どもたちを楽しませたい」と話している。
今年の土曜夜店は6月20日から7月11日まで全4回開催される。
(出来上がったポスターを確認する関西福祉大・溝端ゼミのみなさん)
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