赤穂民報

源流から河口まで千種川沿い縦走(6月19日)

 2泊3日で約77キロの行程を歩く「千種川縦走」にチャレンジしていた宍粟市山崎町の県立「山の学校」の生徒らが19日、御崎の唐船山にゴール。参加した14人全員が無事完走を果たした。
 同校は公益財団法人「兵庫県青少年本部」の運営施設。15歳から20歳までの男子が寮生活を営みながら1年間森林実習などを学ぶ。縦走訓練は開校から続く同校の伝統行事。当初は県北部を流れる円山川沿いを歩いたが、10年ほど前から千種川を舞台に。開催前週には、ゴールとなる唐船山頂を草刈り奉仕する習わしとしている。
 今年は17期生と修了生1人が挑戦した。17日朝に実習林がある三室高原から川沿いに南下。公民館で寝泊りし、翌朝は5時半から歩き始めた。日中30度近くまで上昇した気温と足のマメに苦しんだが、目的地の唐船山が見えると、思わず顔がほころんだ。
 小南琢也さん(15)は「2日目がきつかった。ようやく歩き切った」と達成感を口にした。積極的に声を出してみんなを励ました宮下奨さん(17)は「不安と期待が両方あったけど、経験してよかった。自信になった」と3日間を振り返った。
 ゴールで出迎えた宮本茂校長は「一歩一歩でも足を前に進めれば、きっと目的にたどり着く。新たな一歩を踏み出すきっかけにしてほしい」と話していた。

(77キロの道のりを歩き切った県立山の学校の生徒たち)

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