赤穂民報
カエルの親子(6月27日)
ベルギーの釣り好きのゆかいなカエルの親子の絵本です。
親子のカエルが釣りをしながら楽しい会話を交わす、なんともハートウオーミングなお話です。
仕事に追われて、子どもと満足な会話をしてこなかった自分が責められているようです。
親子、とりわけ父と子の関係はどうあるべきでしょうか。「おやじ」という言葉も死語になり「パパ」という言葉が一般化してきました。しかし、残念なことに子どもにとって悲しい事件が続きます。不思議な思いすらします。
情報が錯綜する社会のなかで、何か大切なものを忘れてきたようです。
カエルの親子のようなホットな家庭がたくさん生まれることを願ってやみません。
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『つりはもういいんだけどな、パパ!』
○作/クロード・K・デュボワ○訳/原光枝○平凡社
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
(『つりはもういいんだけどな、パパ!』○作/クロード・K・デュボワ○訳/原光枝○平凡社)
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