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BASF赤穂工場、売却を基本合意(7月1日)

 塗料メーカー「BASFコーティングスジャパン」(本社・横浜市、島崎アレハンドロ社長)=以下、BCJ=は1日、製造拠点の集約に伴い年内閉鎖の方針を決めていた赤穂工場(西浜町)を同業大手の「関西ペイント」(本社・大阪市、小林正受社長)に売却することで基本合意したと発表した。今後、社員の転籍などについて両社間で協議し、来年1月の取引完了を目指す。
 BCJは関西ペイントの子会社から受託した船舶塗料製造を赤穂工場で行っており、今年4月ごろから売却についての正式交渉をスタート。赤穂工場の土地、建物、船舶塗料の受託製造事業を譲渡する内容で大筋合意し、6月29日に基本契約を結んだ。売却額は両社の申し合わせにより非公開。
 関西ペイントは従業員数約2120人、資本金約256億円、平成19年度の連結売上高は約2565億円。取得する赤穂工場について、「独立会社とする可能性もある。来年1月からスムーズに稼動できるように年内に調整を済ませたい」とし、BCJ社員の継続雇用については「今のところ未定。今後協議していく」と話している。
 BCJは「今回の合意は両社の信頼に基づくものであり、赤穂工場が製造活動を継続できることを大変嬉しく思う」と島崎社長のコメントを発表した。

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