赤穂民報

「塩ラーメン」を新名物に 組合旗揚げ(10月1日)

 地元特産の塩をベースにしたラーメンを赤穂の名物ブランドに育てようと、市内飲食店有志が結束。1日に「播州赤穂塩ラーメン組合」を旗揚げした。関係者らは「赤穂と言えば塩なのに、今までこうした取り組みがなかったのはかえって不思議。ご当地ラーメンとしてどんどん売り出したい」と意気込んでいる。
 赤穂の塩づくりのルーツは弥生時代の土器製塩にまでさかのぼる。揚浜式、入浜式、流下式と時代を追うごとに製塩方法を発展させ、江戸時代に「赤穂塩」として全国にその名が定着。そのブランド力は現代も衰えず、9月に朝日新聞に掲載された「読者が決める塩の産地『日本一』は?」で石垣市(沖縄)、室戸市(高知)などを抑えて堂々トップに支持された。
 「ラーメンという国民的食材と赤穂の塩の組み合わせは話題性がある」と青年会議所が市内のラーメン専門店、中華料理店に協調を打診。賛同した8店舗で組合を設立した。
 「赤穂の塩」を使用することを条件に、スープは鶏がら、牛骨、魚介など各店さまざま。共通のぼり旗を店先に掲げ、テレビ、雑誌などマスコミ取材の積極誘致、観光イベントなどでのブース出店で周知を図る。
 会長を務める寺田眞康・赤穂青年会議所理事長(40)は「市民のみなさんにも、ぜひ各店の多彩な味を楽しんでもらえれば」と呼びかけている。
 組合加盟店は次のとおり。50音順。
 ▽赤穂飯店
 ▽赤穂ラーメン麺坊
 ▽居酒屋風ラーメン屋とっけ
 ▽いちまる
 ▽上町ラーメン
 ▽キッチンパパ
 ▽天馬らぁめん
 ▽本場中国水餃坊・故郷

(「塩ラーメン」で赤穂を盛り上げようと組合を旗揚げした加盟店のみなさん)

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