赤穂民報
4年ぶり市民ミュージカル「雪の女王」(11月23日)
公募キャストで上演する市民ミュージカル「雪の女王」が12月6日(日)、赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で上演される。4月から毎週末に行ってきた練習も残りわずか。衣装をつけた通し稽古など、本番へ向けて着々と準備を進めている。
「赤穂で市民による本格的ミュージカルを」と平成7年に初演した劇団アルティスタ(山村美知代表)が主催。今回で4年ぶり8度目で、オーディションを受けたメンバーと客演の計26人が出演する。かつて子役を演じた高校生や大学生らも再び舞台へ戻ってきた。
脚本と演出を手がける赤穂出身の宮永あやみさんは劇団四季の元ミュージカル女優。演技に集中を欠くと稽古場に容赦のない“ダメ出し”が飛ぶ。公募の約半数は未経験者で役作りに苦労したが、「厳しい稽古を重ねることで意識が変わり、それぞれが演技を工夫するようになった」(山村代表)と成長がみえる。
「雪の女王」は、氷雪に閉ざされた世界へ連れ去られた少年を親友の少女が助けに行くアンデルセン童話。主役のゲルダを演じる藤本沙千さん(12)=元禄橋町=は「大好きな物語。見てくれる人に楽しさが伝わるような演技をしたい」と近づく本番を待ち望んでいる。
大ホールで午後2時開演。チケットはS指定席1500円、A自由席1000円(当日は全席1500円)。問合せは同劇団事務局Tel090・9161・1461(森山さん)。
(本番に向けて稽古する劇団「アルティスタ」のみなさん)
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