赤穂民報

市内世帯アンケート 8割が定住希望(12月9日)

 まちづくりに対する市民の意向を把握しようと、赤穂市が全世帯対象に実施したアンケート調査の結果がまとまり、8日発表された。希望する赤穂市の将来像(1人2つまで選択可)について、「保健・医療・福祉サービスが整った福祉医療都市」を選んだ人が45・7%で最も多かった。重要度の高い市の取組を尋ねた質問でも「医療体制」が最上位となり、市民が“医療の充実”を強く望んでいることがうかがえる。
 アンケートは、平成23年から10年間の市政指針となる第4次総合計画の検討資料とするために実施。今年7月に無記名式の調査票を各世帯に配布し、全世帯の約7割に当たる1万3822票を回収した。
 市の取り組みに対する満足度を問う質問で、「満足」「やや満足」を足した割合が上位だったのは、▽生活環境の整備(49・2%)▽自然環境の保全(29・3%)▽幹線道路の整備(23・0%)の順。反対に「不満」「やや不満」の合計は、▽中心市街地の魅力とにぎわいの創出(36・5%)▽高齢者や女性に対する就労支援・雇用の確保(36・0%)▽医療体制(28・8%)が多かった。
 重要度を問う質問では、「医療体制」について「重要」「やや重要」と答えた人が63・5%で最多。▽自然環境の保全(61・8%)▽高齢者福祉の取組・介護保険制度(58・8%)と続いた。
 「これからも赤穂市に住みたいか」との問いは、▽ずっと住み続けたい(53・4%)▽できるなら住み続けたい(29・2%)という結果となり、“定住”を希望する人が8割を超えた。▽いずれは転居したい(4・4%)▽すぐにでも転居したい(1・0%)と回答した人がその理由に選んだのは、▽買い物などの日常生活に不便(33・9%)▽通学・通勤に不便(22・6%)▽地域の行事や近所づきあいがわずらわしい(20・6%)などが多かった。
 アンケート結果について市は「市内9地区で開催中の地区別ワークショップの結果とあわせて、基本構想の参考資料としたい」としている。

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer