赤穂民報

【読者の声】善意で掃除の落ち葉も有料ごみ?(3月20日)

 街路樹の落ち葉を季節によっては毎日掃除しています。ごみ処理有料化になると、それらも有料袋に入れて出さなければならないのでしょうか。現在業者に委託している植樹帯の管理を、希望する自治会があれば有償で任せてはどうでしょうか。低木剪定や除草なら素人でも可能と思います。(尾崎地区の住民男性)
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 市内の植樹帯には、サクラ、マテバシなどの高木、ツツジ、アベリアなどの低木が植わっている。イチョウのように落葉時期が短期間で終わるものもあるが、クスノキだと時期によって毎日かなりの量の葉が落ちる。
 市は植樹帯の管理を東部、西部、加里屋の3地区に分割して業者に委託。年間1250万円(21年度契約額)かけて除草(年2回)、低木剪定、害虫防除、水やりを行っている。落ち葉収集は委託内容に含んでおらず、「市民のみなさんの善意に頼っている」のが実状だ。
 市土木課によると、委託経費は作業内容と面積によって算出するため、「業者に委託する項目やエリアを限定することは可能」。除草と低木剪定を除けば、業者への委託額は「5分の1程度になるのでは」という。自治会への有償委託は不可能ではないが、「もし、業務を十分に果たしてくれなければ、結局業者に委託しなければならなくなり、二重の経費がかかる恐れ」がある。
 ▼市美化センター=「ごみ処理有料化は見送られることになりました。検討の段階では、指定ごみ袋は一般家庭から排出される『燃やすごみ』を対象にしておりました。ご質問の件は、今後有料化を検討するにあたって検討課題と考えています」
 ▼市土木課=「植樹帯管理を自治会へ有償で委託することは、美化意識の啓発、自治会の運営費確保に役立つなどのメリットはあると思います。ただし、一部の人への負担押し付け、万一のけがに備えての保険などの課題も考えられ、アドプト制度など他の手法も含めて今後検討します」

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