赤穂民報
春を教える絵本(3月20日)
マスメディアが発達し、世界中の情報が飛び交う中で暮らしていると、ついつい季節の移り変わりに鈍感になります。このような社会の中で、子どもたちが季節の変化をどう受け止めているのか心配になってきました。
ドイツの古い絵本では、春になるということを“根っこの子どもたちが目をさます”と表現しています。
自然の変化を子どもたちに託し、その動きによって春を教えようとしているのです。こんな知識はどこから生まれたのでしょう。日本にない発想だけに多くの感動を得ました。
では、ドイツでは夏をどう教えているのか…。そんな絵本を手に入れたいものです。
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『根っこのこどもたち目をさます』
○絵/ジビレ・フォン・オルファース ○文/ヘレン・ディーン・フィッシュ ○訳・編/石井桃子 ○童話館出版
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
(『根っこのこどもたち目をさます』 ○絵/ジビレ・フォン・オルファース ○文/ヘレン・ディーン・フィッシュ ○訳・編/石井桃子 ○童話館出版)
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