赤穂民報
どうして?(3月27日)
「おじいちゃん、どうして?」と何度も孫たちに尋ねられました。
一度も満足な返事ができませんでした。
情けないじじいです。
そんな思いがしている時、一冊の絵本に出会いました。
ページをめくるたびに感動が押し寄せてきました。
絵本の表には「ふしぎを感じる心を育てる絵本」というシールがはられていました。まさにその通りでした。
子どもたちは「どうして、どうして?」と自分の思いを大人たちに問いかけながら成長していくものです。
でも、「じいちゃん、どうして?」と再度、孫たちから声をかけられても、やはり満足のいく返事は出来ないと思います。
クマの母さんのようにやさしく、わかりやすく愛情こめて答えられるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。新しい課題にぶつかりました。
本当に情けないじじいです。
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『どうして どうして?』○文/トニー・ミトン○絵/ポール・ハワード○訳/アーサー・ビナード○小学館
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
(『どうして どうして?』 ○文/トニー・ミトン ○絵/ポール・ハワード ○訳/アーサー・ビナード ○小学館)
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